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塗装ができないお家とは?事例と対処法

2021.06.21
 

建物の外壁や屋根は日々、雨や風、紫外線にさらされていて、時間がたつと色あせ、外壁や屋根が持っている防水機能も失われてしまいます。
そのため、必要に応じて塗装をし、本来の機能を取り戻す必要があります。
しかし、中には塗装ができない場合もあるので、注意しなければなりません。
ここでは、塗装ができない事例と対処法を解説していきます。
わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

なぜ外壁や屋根の塗装をしないといけないか

建物を建てて、しばらく時間がたつと、外壁や屋根は塗装し直す必要があります。
外壁や屋根は、直接雨や風にさらされ、強い日差しが当たることもあり、時間がたつとどうしても劣化してしまいます。
塗装というと、一般的には色あせた外壁や屋根の色をきれいにすることが目的と思われがちですが、他にも理由はあります。
新たに塗装することで、防水性を高め、雨漏りなどのリスクを減らすこと、また外壁を保護し、住宅の耐久性を維持させるという役割もあるのです。
さらに、防水性が落ち、屋根や外壁から建物の内部に雨が侵入すると、建物の構造部分や金具、断熱材が腐ってきたり錆びたりしてしまいます。
そうすると、建物の耐久性が落ちるだけではなく、断熱性にも影響がありますし、アレルギーを引き起こすリスクも生じるので、注意が必要です。
そのようなリスクを抑えるために、定期的な外壁や屋根の点検と必要に応じた塗装が必要になってくるのです。

わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

塗装ができない外壁の素材や特別な事情とその対処法

・塗装するべきタイミングを見極める

外壁は住宅の外観の決め手にもなるので、いい状態を保ちたいものです。
一般的には塗装のタイミングは10年に1度ぐらいと言われますが、立地や天候などによりダメージの進行状況は違います。
特に、外壁が多少剥がれてきたり、ひび割れがあったり、外壁を触ったときに、手に白っぽい粉がついたりするような場合は塗装が必要なサインです。
一度、専門の会社に診断を依頼しましょう。
また、ご自分で塗り替えを検討している方もいらっしゃると思いますが、作業の手間と費用対効果を考えると最初から専門の会社にお願いする方が効率は良いでしょう。



・塗装できない素材を見極める

外壁は大きく分けて、モルタル、金属系サイディング、窯業系サイディングに分けられますが、サイディングの附属品の中には、塗装に向かない素材もあります。
銅やアルミ、鋳物などの素材は塗装できないので、ご注意ください。雨樋に使われることがある銅は経年の趣を楽しむものなので基本的に塗装はしません。
また、窓のサッシに使われるアルミや外壁の飾りに使われる鋳物も、塗装をしてもすぐに剥がれてしまうので、あまり意味がないでしょう。



わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

塗装できない状況を見極める

通常であれば、外壁塗装工事は、次のような手順と方法で行われます。
①足場を作り、隣地に塗料がかからないように外側にシートをかけて、外壁を高圧洗浄
②外壁の下地の傷んでいるところを補修し、窓やドアなどに汚れ防止のビニールを掛ける(養生作業)
③下塗り、中塗り、上塗りの3回の塗装工程を行う

しかし、外壁の状態によっては塗装ができない場合もあります。
②で塗装の際には下地の傷んでいるところを補修すると書きましたが、あくまでもこれは傷みが軽い場合です。
下地の傷みが大きく、剥がれたり割れたりしている、下地が水分を含んでいる場合は塗装することができません。
このような外壁は、塗装をしても水分が塗料の邪魔をしてきれいに仕上がらないだけでなく、防水性能も十分には回復しないからです。
このように傷みが激しい場合は外壁の下地の状態を判断して、次の2つの方法のいずれかを選択します。

(1)下地の内側が水分を含んでいなければ、カバー工法を

外壁のカバー工法は、サイディングやモルタルの外壁で使用する工法で、今ある外壁の上に新しい外壁材を打ち付けるための胴縁を打ち、新しい外壁材をかぶせる工法です。
また、爆裂という状態のダメージがある場合も、カバー工法をおすすめします。
爆裂とは鉄筋コンクリート造の住宅で起こる現象で、コンクリートの中にある鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートが壊れてしまう状態のことを言います。
寒冷地帯では外壁は風雪にさらされることも多く、窯業系サイディングでも爆裂の症状が発生することがあります。
そのため、寒冷地帯で外壁に爆裂が発生している場合は、カバー工法で対応することをおすすめします。



(2)下地の内側にまで水分が入り込んでいる場合

この場合には建物の構造部分が腐る。入り込んだ水分が凍って膨張し表面が剥がれてくる。などのリスクがあります。
もちろんきれいな状態には仕上がらないので、今の外壁を取り払い、新しい壁材に張り替えてください。
傷んでいる部分も撤去するので、今後は安心して暮らせるようになります。

わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

塗装ができない屋根の素材と対処法

屋根の塗装は、外から見える面積がそれほど広くないことから、外壁に比べると優先順位は下かもしれません。
しかし、屋根の塗装にもきれいな外観を保つ以外に、雨漏りを防ぐ役割があります。
また、屋根の劣化を遅らせ、住宅を長持ちさせる効果もあるので、必要に応じたメンテナンスをおすすめします。

しかし、屋根の場合も、素材によっては塗装ができない場合もあります。
塗装ができないというよりは塗装の必要がないと言ったほうがいいのは、陶器瓦の屋根です。
陶器瓦は50~60年と耐久年数が長く、基本的に塗装によるメンテナンスの必要はありません。

しかし、瓦は長持ちしますが、下地に使われている板や漆喰、防水シートの耐用年数は20年ほどで、劣化が進むと、雨漏りの危険性もあります。
下地が傷んでいる場合は葺き直しを行います。
葺き直しは、屋根の下地は新しいものに替えますが、瓦は再利用するので、工事費は大分おさえることができます。

また、葺き直しの際には割れたり欠けたりしている瓦も交換をします。
そして、瓦の寿命がきたら、全部の瓦を新品に交換をする葺き替えを行うようにしてください。
次に、スレート屋根(コロニアル屋根)や金属屋根(トタン屋根)ですが、小さなひび割れやサビ、色あせぐらいでしたら、塗装で対応できます。

しかし、屋根材が割れたり欠けたりしている場合には、塗装をお勧めすることはできません。
確かに、塗装をすればそれ以上症状が進むのを防ぐことはできますが、すでに屋根材自体がもろくなっているので、元の性能を取り戻すことはできないからです。

また、苔やカビが生えた場合は、高圧洗浄で完全に除去できればいいのですが、きれいに除去できていない状態で塗装をしても、塗料を栄養としてカビや苔は再び繁殖しますので、せっかく塗装した塗膜もすぐに剥がれてしまいます。

屋根の状態が悪い場合は、外壁の場合と同じようにカバー工法を行います。
屋根のカバー工法は、古い屋根の上に新しい屋根をかぶせて取り付けます。
特に、スレート屋根の上に、防水シートを貼り、ガルバリウム鋼板と呼ばれる金属屋根をかぶせる工事が多いですが、金属屋根もカバー工法は可能です。防水シートにもガルバリウム鋼板にも防水性能があるので、劣化した屋根でも防水性能が戻ります。

しかし瓦屋根の場合はカバー工法で工事することができません。通常、カバー工法は平らな屋根に行われるものですが、瓦屋根は硬く、波打っているために、釘やビスが下まで貫通しません。
また、瓦は重く、その上にカバー工法を行うと、建物にかかる負荷も大きくなってしまいます。
瓦屋根を使った建物は古い耐震基準で建てられていることが多いため、屋根の荷重を増やすカバー工法は避けたいところです。

他に、古くなって、劣化が進んだスレート屋根や金属屋根は下地が傷んでいる可能性も高く、カバー工法ではなく、新しい屋根に葺き替える方が良いでしょう。
外壁と同じように、傷みが深刻なところは全て取り払い、家を最適な状態に戻すことが、住宅の寿命を長く維持することに繋がるからです。

わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

まとめ

今回は塗装ができない外壁や屋根について、解説をいたしました。外壁や屋根は日々、様々な気候条件にさらされています。
必要に合わせて、塗装できる場合は塗装をし、できない場合はカバー工法や外壁の張り替え、屋根の葺き替えをおこなってください。
外壁や屋根の葺き替えには費用がかかりますが、日頃のメンテナンス次第で外壁、屋根リフォームにかかる費用を抑えることも可能です。
ダメージが深刻な場合は早めに、ダメージが軽度の場合はしっかりと今後のメンテナンス計画を立てて、大切な家を長持ちさせていきましょう。
 
 
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